金沢西高校フェンシング部

金沢西高校フェンシング部です。

JISS情報

花岡先生より今日、メールをいただきました。
 
JISSから届いた記事を送ってくださいました↓
 
◎【浪花ぐらし】井村雅代コーチの一本道
(2012/09/15 産経新聞 大阪朝刊)

 シンクロナイズドスイミングの井村雅代さん(62)が大阪に帰ってきた。オ
リンピック後のこの時期、井村さんは集中的に講演活動をする。ロンド ン後初
めての講演会がある、というので大阪・梅田のブリーゼブリーゼに足を運んだ。
土曜日の午前中だというのに会場はぎっしり。
 さっそうと黄色のジャケットで現れた井村さんに大きな拍手が起きた。今回の
ロンドンでも井村さんは存分に存在感を示した。4年前、北京五輪で中 国シン
クロ界に初めてのメダルとなる銅をチーム競技でもたらし、今回もチーム銀、
デュエット銅、と前回以上の成果をあげた。
 ひるがえって日本チームは。かつて日本シンクロを常勝チームに育てあげた人
だけに、前回中国ヘッドコーチ就任というニュースが流れたときは衝撃 を受け
た人も多かった。逆風も浴びた。しかし、今回は風向きが違う。 「信念をもっ
てやれば、わかる人はわかってくれる」。講演後、楽屋を訪ねた とき、そう
言って井村さんはなごやかに笑った。もっとも、「そういえば新聞にも随分たた
かれましたねえ」と小さくにらまれたのだが。 中国でも、 もろ手を挙げて歓
迎されたわけではない。コーチや選手に初メダル後の混乱があった。それをどう
立て直し、自己主張の激しい中国人選手を鍛え上げた か。中国チームのしなや
かな演技はいまだ記憶に新しい。井村さんの話は率直で刺激的。私もたくさんの
言葉をメモした。
 「下手になるチームの特徴はグループ内に競争がないこと、リーダーの目標設
定に具体性がないこと」。勝ちたいではだめ、勝つという信念で1ミリ でも前
へ進む。「頑張った日々に価値があるのではない。結果が出て初めて頑張りに価
値が生まれる。ごまかしたらアカンのです」 
厳しい言葉。何し ろ自分も何か
やろうと中国で腹筋を始め、1日1回ずつ増やしてついに100回まで達した人
だ。「流行を追う人は三流、道を選ぶのは二流、道を作る 人が一流。私は道を
作りたい」 今年の講演依頼は企業からのものが目立つという。「外国に行くと
日本人のすばらしさを実感する。勤勉さ、筋を通す 心、工夫。でも誇りを忘れ
ている気がする」 井村コーチの一本道はまっすぐだ。(編集委員・石野伸子)
 
花岡先生からのエールが聞こえた気がします。
ありがとうございました